コロナのよる景気不良を回復させようと環境庁が取り組んでいる「GOTOトラベルキャンペーン」
一体どんな取り組み内容なのか誰が得して誰が儲けるのでしょうか。
そこで今回は、GOTOトラベルについて
- 誰が得する
- 誰が儲ける
- 申請方法や利用条件
- 世間の声
をご紹介していきます。
GoToトラベルキャンペーンは誰が得して儲かる?
巷で噂になっている「GоTоトラベルキャンペーン」ですが誰が得して儲かるのでしょうか。
仕組みなどを見ていきましょう。
GоTоトラベルキャンペーンの仕組みは?
観光庁のHPにGоTоトラベルキャンペーンについて記載がありました。
新型コロナウイルス感染症の流行収束後の一定期間に限定して、官民一体型の消費喚起キャンペーン「Go To キャンペーン」を実施。
旅行業者等経由で、期間中の旅行商品を購入した消費者に対し、代金の1/2相当分のクーポン等(宿泊割引・クーポン等に加え、地域産品・飲食・施設などの利用クーポン等を含む)を付与(最大一人あたり2万円分/泊)。
内容を分かりやすくまとめました。
国内旅行や宿泊が、「半額」もしくは、「割引」になるキャンペーン
その他にも、地元の施設(飲食店・お土産屋)で利用できる「クーポン」がついてくる
(半額分の内訳は、7割が割引、3割が地域共通クーポン)
このような内容になるようです。
例えば宿泊費が2万円かかる宿を利用するとしましょう。
- 2万円の宿泊施設に、7割引き(35%引き)の1万3千円で宿泊することができる
- プラス2万円の宿泊料から3割引き(15%引き)を利用し、3千円offクーポンの利用が可能
このように実質「7割引き+3割引き」を上手に使うことで通常料金の半額の料金で旅行を楽しむことができます。
難しい仕組みのようにも見えますがキャンペーンとクーポンを上手く併合する事がコツのようです。
GоTоトラベルキャンペーンは委託者や消費者が得する!
GоTоトラベルキャンペーンの仕組みが分かったところで一体このキャンペーンで、誰が得して儲けるのでしょうか。
旅行会社(委託者)&観光地側の、メリットを見ていきましょう。
- 7割3割引きの値引きされた料金は、国が負担してくれる
- 安い料金で観光客が増え、観光地の宣伝や賑わいに繋がる
- クーポン(3割引き)は地元の施設でしか使えないため、地域の活性化(商業活性)につながる
景気不良の観光地からするとうれしいメリットばかりです。
一方で観光する側(消費者)のメリットをまとめてみると
- 格安(ほぼ半額)で、国内旅行が楽しめる
- 期間内であれば、連泊&1人何回でも利用することができる
- 泊りだけではなく、日帰り旅行にも適用
- 地域共通クーポン(3割引き)は、交通機関でも利用可能
- 家族旅行だけではなく、「修学旅行」「社員旅行」にも活躍!
- 旅行会社のツアーで予約すると、宿泊施設だけではなく交通料金にも適用できる
これ以上の嬉しいメリットはないでしょう。
この事からGоTоトラベルキャンペーンで得して儲けるのは
委託者&消費者
であることが分かりました。
消費者でも富裕層に避難!?
GоTоトラベルを利用しようとしている消費者にはもちろん「富裕層」の方も含まれています。
その為SNSでは納得いかない方達が非難の声を挙げています。
Go To Travelキャンペーンは、1人1泊で14,000円を上限に35%が割引き?割り戻すと自己負担と割引、クーポン合わせて1人1泊40,000円?こんな金額の宿泊できるのって、富裕層だよね
4連休で泊まりに行く勤務先提携ホテルは、朝食付きで1人1泊5,000円。旅行代理店通してないから、このキャンペーン対象外 pic.twitter.com/6vtSJGf6jM
— Johan (@ayako_kanou_fan) July 21, 2020
富裕層に特化した、キャンペーンだと発言されています。
また富裕層の方達だけではなく一般市民についての厳しい声も。
Go To Travelキャンペーンでは代金の半額かつ最大2万円/泊の補助を出す方針だとか。過去のふっこう割では早々に枠がなくなったので、1泊4万円も使う富裕層に半額補助するより上限下げて多くの人に使って貰ったほうが良いのでは…?
— Zunn (@guzayuki) May 27, 2020
日曜報道で橋下徹(元大阪市長)と玉木雄一郎(国民民主党・代表)がGo To Travelキャンペーンについて議論してたけど玉木雄一郎議員が話していたのが「金が無い人は旅行に行きません」と言ってた。なら、このキャンペーンする意味あるのか?富裕層が更に潤うだけじゃないのか?#臨床工学技士TSUNA
— Medi’s (@TSUNA61668401) June 13, 2020
平等なキャンペーンとして取り扱い無理なのであれば「キャンペーンの意味がない」という方もおられました。
しかし富裕層が多い東京都が除外されていることに対しての不満の声も浮上しています。
Go To Travelってキャンペーンは結局はやるとか?交通の便が良くてそれなりに富裕層がいて日本の人口の1割が暮らす東京を出発地とするものを外したらあまり経済効果がないと思う。だから今回は諦めたほうが望ましいのでは?と。
— 金沢(の近く)に移住してみたブログ (@kanazawadiary) July 17, 2020
このように「掲載効果がない」との指摘もありました。
税金を利用しての旅行ではなく富裕層であれば「自腹を切って」旅行に行くべきだと言う意見が多いです。
東京はコロナウイルスの感染者が多いためGоTоトラベルキャンペーンの除外を受けています。
経済の塊東京の景気が回復しない限りこのキャンペーンも無意味に感じているようです。
GоTоトラベルキャンぺーンの利用条件はや申請方法ご紹介!
GоTоトラベルキャンペーンを利用したい方のために申請方法などをご紹介していきます。
GоTоトラベルキャンペーンの利用期間
GоTоトラベルキャンペーンは2020年7月22日から実施されています。
このキャンペーン以前に旅行先を予約していた方も返金制度を利用してGоTоトラベルキャンペーンの利用が可能なようです。
ただし地域共有チケット(3割引きクーポン)は2020年9月以降の実施になるため9月までは使用できなくなっています。
その為2020年8月に旅行を考えている方は「半額で旅行することが不可能」という事です。
このGоTоトラベルキャンペーンは2021年の春ごろまで実施されるとのことでした。
GоTоトラベルキャンペーンの利用条件
GоTоトラベルキャンペーンの利用条件を見ていきましょう。
- 旅行代金割引のみの適用
- 国内旅行限定
- 宿泊:1人1泊あたり2万円が上限
- 日帰り:1人1万円が割引上限
- 地域クーポン券は1,000円単位で、お釣りは出ない
- クーポン券の使用は、その周辺(観光地)商業施設に限る
- 日本に住んでいる人限定
以上がGоTоトラベルキャンペーンの利用条件です。
また予約する際にはGоTоトラベルキャンペーンに加盟している宿泊施設&旅行会社からの予約でないと適用されないようになっています。
まずはキャンペーンが提供されている宿泊施設&旅行会社をチェックしておきましょう。
提供されている宿泊施設について現段階では未公開になっています。
GоTоトラベルキャンペーンの申請方法
GоTоトラベルキャンペーンに申請する方法が以下の通りです。
- オンライン
- 郵送
2種類の申請方法があるようですね。
申請際に必要な書類をまとめました。
- 申請書(様式は事務局HP・宿泊施設等で入手)
- 領収書(原本)
- 宿泊証明書(宿泊時に宿泊施設から入手)
- 個人情報同意書(様式は事務局HP・宿泊施設等で入手)
引用元:申請方法
このような書類を用意しキャンペーンに申請しましょう。
GoToトラベル|不平等な制度に税金を使われ怒りの声多数!
GоTоトラベルキャンペーンのメリットばかりご紹介してきましたが世間では「怒りの声」が多数上がっているとのことです。
感染拡大の危険が…
SNSでは感染拡大の危険に伴う不満の声が続出しているようです。
GO TO TRAVEL キャンペーンだと?!
何寝ぼけたこと言ってるのか!😡
話が矛盾しすぎてて、呆れるわ…
感染広がらせるの前提でやってるとしか思えない。
ほんと勘弁してください…変な横文字使ってる暇あったら感染防ぐために誠意を見せられる人間はいないのでしょうか…— ⭐️りゅー⭐️コロナ完全にいなくなってからみんなで盛り上がろー! (@pvam5jEusDHSKQr) July 22, 2020
結局、Go To Travelキャンペーンのせいでまた余計なお金がかかってるし・・・税金の無駄遣いが止まらない。
頭の良い人たちは雲の上に住んでるから、平民の苦しみや辛さが感じ取れない。私達平民は生活を脅かされても、あの人達は死ぬまで食べ物や住む所に困らないんだから。
— akanenosaro (@akanenosaro) July 21, 2020
Go To Travel キャンペーンのキャンセル料金の補償を税金でやるのはダメ、失策だから、政治家が負担すべきだの意見に強く共感同意する。税金の正しい使用を求める。厚生年金、健康保険、介護保険、所得税、住民税で、毎月4万円以上引かれているのだから。税金正しく使って欲しい!
— 駿河守静太郎(するがのかみ せいたろう) (@tokoha1003) July 21, 2020
コロナウイルスの状況悪化が怪しまれているのが原因で不安や不満を持つ市民が増えています。
確かにGоTоトラベルキャンペーンを利用した各地の方が他県にウイルスをまき散らす可能性は否めませんね。
現段階のプラン計画では厳しい部分もあるようです。
委託者へも不信感が!?
GоTоトラベルキャンペーンについて委託者からもこのような意見がありました。
旅行会社からGo To Travelキャンペーンの案内がきた。
これ、意味あるの?
半額なら行ける人、無理に行かないよ。旅行者より現地や旅行業界に補助じゃない?
委託先公募が一旦止まっているみたいだけど、どこがどれだけ中抜きするんだろね?— asuka (@aska_25) June 8, 2020
Go To Travel 国内観光刺激策も #dentsu にそのまま行く
予定だとしたら、計画変更との事。
国民にとったらホラーでしかない。その税金を直接、観光業の事業者へどうして還元できないのでしょうか?
どこかを経由する理由は全くないです。
予算 約1・7兆円 事務委託費を最大3095億円 ?? pic.twitter.com/CPZO3WXZ3Y— Akiko Bentobox / Akiko Fukumoto 🍣🍵🍱 (@moalsinc) June 6, 2020
抽選で決められる委託者ですが既に多数の応募があるようです。
「中抜き」をしないと決められないほど多数の応募があったんだそう。
そんな委託者や消費者に還元するキャンペーンですが直接委託者への還元を望む声も上がっています。
確かに直接還元することで観光客の出入りが減るわけですから感染拡大も防ぐことができます。
市民も委託者へ不信感を募らせているようでした。
元知事「橋本徹弁護士」も…?
元大阪府知事である橋下徹さんからも意見される始末…。
「政府が勝手にGo To キャンペーンを実施して感染を拡大したんだから、その責任は政府がとってくれ。
今後は僕はベッド数の確保や感染拡大抑止のために汗を流すことは止める。
その権限と責任をすべて政府に返上する」
「責任は誰がとるのか」と言う厳しい声を上げています。
市民の安全を守るのか市民の幸楽を選ぶのか今後の展開が見逃せませんね。