安倍政権の要として支えてきた菅義偉官房長官。
苦労人だった経歴や生い立ちが話題になっています。
今回は菅義偉さんの若い頃について、
- 農家出身の生い立ち
- 政治家を志したきっかけ
- 努力家な経歴まとめ
を紹介します。
若い頃の画像|菅義偉は農家出身!生い立ちまとめ
2019年に新年号を発表した事で若年層に顔と名前がより浸透した菅義偉さん。
世襲政治家が多い中でも異色の経歴と言われているのです。
苦労人と呼ばれた菅義偉さんの若い頃をまとめてみました。
農家の長男として生まれる
秋田県旧雄勝町でイチゴ農家を営む両親の元に長男として誕生した菅義偉さん。
小学校~高校まで農家の手伝いをしながら地元の学校へ通っていました。
高校時代には野球部に入部し仲間と汗を流していました。
菅義偉さんの当時の画像がこちら。
また親族に教員を務める人が多かった事から両親にも教員になるよう言われていたようです。
しかし「教員にだけはなりたくない」と断固拒否。
家出同然で東京へ
高校卒業後も北海道大学への進学を勧められましたが菅義偉さんは家を出て上京を決意。
そんな息子の無謀な決断に大反対した父親から家出同然で東京行きを実行したのだとか。
若い頃の事を菅義偉さんが語る場面がこちら。
親戚が教師だらけだったので、それだけはなりたくなかった。
かといって、農業を継ぐのも嫌でした。
それで東京に行けばいいことがあるんじゃないかなと、ある意味逃げるように出てきたのです。
引用元:NEWSポストセブン
周囲が勧める教師も拒否し、長男でありながら農家を継ぐ事も嫌だと話した菅義偉さん。
決められたレールではなく自身の強い意思を貫く人柄が垣間見れました。
政治家としては珍しい生い立ち・環境だったのですね。
菅義偉が政治家を志したきっかけは?
東京で好きな事をやろうと決意した菅義偉さん。
しかし頼れる人物などもいなく集団就職のもと東京で仕事を開始します。
段ボール工場へ就職
菅義偉さんの就職先は今では想像もつかない仕事でした。
当時の事を語る菅義偉さんのインタビューがあります。
東京に出てきて段ボール会社で働き始めたんです。
そこで初めて、現実がいかに厳しいかに気がついたわけです。
私が一番思い出したくない青春です。
そうして、やっぱりどこかの大学に入らなきゃまずいなと思いはじめたのです。
引用元:NEWSポストセブン
一度は就職するも、やはり大学で学び視野を広げたいという思いを強く抱いた菅義偉さん。
入学金を貯める為にアルバイトもし、帰宅後は試験勉強という日々。
当時私学で一番学費が安い法政大学への入学を目標に二年間このような生活を続けました。
一念発起で大学へ
そして見事法政大学法学部政治学科に入学。
空手部で活躍する大学当時の菅義偉さんの画像(右端)がこちら。
あくまで学費の兼ね合いで決めた大学であり政治家を志したわけではなかったようです。
しかし働きながら大学へ通い、卒業する頃には心境の変化が訪れました。
この世の中は政治が動かしてるんじゃないか、と気がついたとでもいえばいいでしょうか。
引用元:NEWSポストセブン
大学で学んだ事や自身のおかれている状況を客観視した事で政治に興味を持ちはじめました。
当時のこの気付きが菅義偉さんの政治家人生の始まりだったのです。
菅義偉の経歴|若い頃から努力家!
政治への興味を持ちつつも大学卒業後は建設設備株式会社へ一般就職した菅義偉さん。
秘書時代~政治家としての経歴
二年後の1975年(当時26歳)の時にやはり政治への道を捨てきれず法学部OBからの紹介で衆議院議員の秘書になります。
秘書として11年間も勤め政治家の経験を積みました。
その後の菅義偉さんの経歴がこちら。
- 1987年:横浜市会議員選挙に出馬し初当選
- 1996年:衆議院議員総選挙に自由党公認で出馬し当選
- 2006年:安倍内閣で総務大臣に起用
- 2012年:内閣官房長官に起用
農家出身でありながらここまで輝かしい経歴をもつ菅義偉さんは相当な努力家という事がわかります。
世間の声
若い頃の苦労をバネに官房長官にまで上り詰め安倍政権を支える存在となりました。
安倍晋三首相の後任として最有力とされている菅義偉さん。
そんな菅義偉さんの生い立ちや若い頃の実績は若者の心をも掴んでいる様子。
菅(すが)総理が誕生しそうな雰囲気を感じる…。「秋田の農村から集団就職で東京に行ったもののその2年後に大学進学、卒業後は議員秘書→市議会議員→衆議院議員→大臣→官房長官を経てついに総理へ」という苦労人サクセスストーリー…?
— ジオの浦 (@geo_no_ura) August 31, 2020
菅官房長官の決断。素晴らしい 夜間の大学を出て横浜の市会議員、代議士秘書。こうした苦労人こそ人の上に立つべきです。
— 鈴木 睦雄 (@mutsuemon) August 30, 2020
若い頃苦労人であった菅義偉さんに共感し応援する声が数多く寄せられていました。
菅義偉さんの今後の動向に益々目が離せませんね。